在宅勤務ネットワーク構築(会社PCの持ち帰り方式)2011年5月
東日本大震災で被災した企業向けに事業継続対策として「どこからでも会社につながる環境」を構築しました。
- 基幹業務システム使用のため社内に配置しているサーバーへのアクセスが不可欠
- 共有ファイルサーバー3台へのアクセスが必要(NAS使用)
- 従業員数は約50人。ほとんどがWindowsノートパソコンを使用
- 既存の機材を使用しコストを抑える
- 稼働時期なるべく早く。できるところから実践していく方式で進める
実施した作業
- (保守管理業務を委託されていた企業のため環境調査は省略)
- ルーターにL2TP-IPSEC方式のVPN設定とRadius認証、MACアドレス制限を設定
- 既存のドメインコントローラーに認証局を設定
- 既存のノートパソコンにL2TP方式のVPN接続を設定
- マニュアル作成と講習の実施
実現できたことや課題
- 〇自宅や外出先から基幹業務システムや共有ファイルサーバーを使えるようになった
- 〇VPNアクセスログを使ってある程度の勤務状況が把握できるようになった
- 〇費用対効果はあったと判断していただきました。
- ×会社にかかってくる電話に対する対応を行うために最低限の従業員は出社する必要がある
構築期間:運用開始まで1か月
追記:運用開始から3年後、ハードウェア更新のタイミングで仮想デスクトップ方式に移行し現在に至る。